2011年5月6日金曜日

浜岡原発、4,5号機 運転停止へ

私はこの浜岡原発のある御前崎市の住民です。
今回のこのニュースを聞いて、このBLOGを書かずにいられませんでした。
菅総理、よくぞ決断してくれたと思います。
地元にとっては恩恵も受けてきているわけですが、地震、津波でここに住めなくなるよりよいです。

今から十数年前のことになりますが、地元の消防団の副分団長をやったとき、中部電力が市内の消防団の副分団長以上を集めて、原発関連の施設に連れて行ってくれました。
確か、川崎の東芝の原発施設を作っている工場と、横須賀だったとおもいますが、ウラン燃料(セル)を作っている工場を見学しました。
東芝の工場では、東芝の社員の方の原発の説明会がありました。そのなかで説明者が原発の寿命は40年(すいません、ずいぶん前の話なので年数ははっきり覚えていません)という説明でしたので、質疑応答の際、「40年過ぎたらどうするんですか?」と質問しました。
すると、その担当のかたは、非常に困ったような様子になり、「廃炉になるのでは」みたいな、はっきりしない説明でした。私は困らせるつもりではなく、純粋な疑問として質問したのですが、どうもこういった場ではそのような質問はまずかったらしく、説明会が終わった後で、一緒に行った他の消防団の人からも「インテリは違うよな」みたいないやみを言われた思い出があります。

今回の福島原発事故で、一番びっくりしたというか、知らなかったことは、制御棒を入れて核分裂を止めた後も、何年も水で冷やし続ける必要があるということです。これまでは子供のときから、もし地震がきたら制御棒が自動で挿入されるので安心であるということを、何度も聞かされてきましたから。

私のまわりでも原発に勤めている人もいますし、原発がなかったら出来なかったであろう図書館にも昨日行ってきたわけですが、やっぱりきちんとした安全対策が完了するまでは、運転を止めてくれたほうが安心です。