2023年2月23日木曜日

方言のようで方言でない言葉

 おうかん

祖母がよく言ってました。「おうかんに出て遊んだらあぶないよ」小学生の頃の私は、道路のことを「おうかん」だって。すごい方言だな。でも最近知りました。

おうかん
【往還】
  1. とおりみち。街道。

 げんのう

祖父がよく言ってました。「くぎを打つからげんのうをもってきて」小学生の頃の私は、かなづちのことを「げんのう」だって。すごい方言だな。でも最近知りました。goo辞書によると

げんのう
【玄能/玄翁】
石工や大工が使う、石や鑿(のみ)を打ったり、たたいたりするための道具。 一般に鉄製の頭部両端は平らで、金槌(かなづち)より大型のものをさす。 ◇玄翁和尚が殺生石を砕いたという伝説に由来。

ちなみに
以下はアクトツール工具買取専門館 https://act-kougu.com/column/geno/ からの流用です。

ハンマーとは

「釘を打つ」・「ノミを叩く」・「物を打ち付ける」・「物を潰す」ための打撃する部分と、手で握る柄の部分で作られている工具の総称を日本語で「つち」といい、漢字では「槌」「鎚」と書くのです。「つち」は英単語に直すと Hammerで 、カタカナ表記が普段からよく耳にする「ハンマー」です。

金槌とは

つち」のうち、打撃する頭の部分が金属製のものを「かなづち」といい、漢字では「金槌」・「金鎚」と書きます。金鎚といった場合はおもに「先切金槌」という片側が平らで、もう一方の片側の先端が尖った形状の釘打ち用の金鎚を指す場合が多いです。通常の釘打ちには平らな面を、仕上げ打ちや入隅などせまい部分で打ちこむ場合に尖った面を使用します。また、おわかりの通り、「かなづち」に対して、打撃部分が木製のものを「木槌(きづち)」といいます。

おまけ情報として、金鎚 =トンカチです。釘を打ち込む際の「トントン、カチカチ」という擬音が名称の由来になっている説が有力です。

玄能とは

「かなづち」のうち、打撃部分の片側が平らに、片側がわずかに凸状に膨らんでいるものを「げんのう」といい、漢字では「玄翁」や「玄能」と書きます。ちなみに、正しくは玄翁(げんのう)で「玄能」は当て字です。冒頭にも紹介したとおり、玄翁は玄翁和尚という曹洞宗の高僧の名前が由来です。玄翁には側面が使えるような形状をもつ種類もあり、使う場面に応じて使い分けが可能です。また大工用のほかに石工用があり、石材の切り割りに使われることもあります。